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還流独歩

責務から意欲へ 2009.09.13

やらなければならない作業に追われる毎日。その多くが段取りだったり、何かの締切だったりする。その締切には、仕事の相手から決められた締切と、自分の中で決めている締切の二つがある。相手がある締切というのは、契約的な金銭の授受が発生する場合が多いから、自分が決めた締切よりも、その優先順位は必然的に高くなる。当たり前のことだが、お金を頂いている仕事の方が重要ということである。

その一方で、自分で決めた締切というのは、相手のある締切に押されて、必ず遅れ気味になる。それは期限がないのとほぼ同じことだ。場合によっては、その締切さえ忘れてしまうことがある。そうなると、やりたいと思っていたこと自体を忘れてしまうから、問題は自動的に解決してしまったりもする。

こんなことを書いたのは、相手のある締切に対する責務以上に、これもやっておきたい、あれにも手をつけておきたい、という意欲が最近になって特に大きくなってきたからだ。寝る時間も惜しいという多忙な人の話しを聞いたことは何度もあるが、その気持ちが段々と理解できるようになってきた。

きっと、いろいろな作業に対する集中力を高めないといけないのだろうけれど、それがなかなかできない歯がゆさを感じながら、毎日が過ぎて行くのは意外と辛いものである。

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