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還流独歩

危険な自転車 2009.11.28

何年も前、東京に戻って来たときに感じたのだが、歩道を縦横無尽に走る自転車はとても危ないと思う。車道を走っている自転車は問題ないけれど、狭い歩道を走る自転車はどうしても気になる。中央区は歩道を歩行者用と自転車用に分けようと、大きな看板を設置したり、歩道の色を変えたりしているが、私が見る限り何の効果もない(苦笑)。

歩きながらの煙草を指摘する制服を着た係員はあちこちで見かけるが、それよりも自転車をどうにかして欲しい。いや、そういう私も東京に住んでいたときは、かなり無謀な走行をしていたから大きな声では言えないが、歩道を歩いている人をすり抜けて走る自転車があまりにも多くて危険だと思う。

警察も自治体も、それなりに対策は考えているようだが、自転車の扱いはあいまいだ。ドイツでは自転車は軽車両扱いだから、歩道は走ってはいけない。よくよく考えると、ドイツには幅の広い歩道がない気もする。その代わり自転車道が整備されている。その幅は意外と狭いが、歩行者も自転車道を走る自転車には注意を払うから、とても走りやすい。

茅場町界隈を歩いていて、いつも思うのだが、歩行喫煙を注意するくらいなら、危ない自転車を取り締まって欲しい。歩き煙草の人は人に危害を加える可能性は低いが、暴走自転車は歩行者も巻き込んで大怪我をする危険性がとても高いからだ。水天宮前の交番のお巡りさんも、自転車の走行作法向上に協力をお願いします(苦笑)。

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