理念 建築 略歴 連絡
文章 視察 還流独歩 大福企画
還流独歩

恐怖の水シャワー 2010.01.22

昨日、新しいゴールドカードが手に入ったのに、今日は泳ぎに行きそびれてしまった。なかなか始動しない頭と身体に喝を入れるには水シャワーが一番だ。飲み過ぎた翌日とか、少し怠惰な気分で起きたときなどは、冷水を浴びるに限る。といっても、最初から冷たいシャワーを身体にかけることなどできるわけがない。

ドイツにはバスタブのない家が多いが、幸いにも私の部屋には寝そべって入ることのできる浴槽がついている。でも、お湯を張って、お風呂に入ることはほとんどない。年に数回あるかどうかというくらいだろう。身体を温めるには、お風呂に入った方が良いのだが、いつの間にか、シャワーで十分な習慣が身に付いてしまった。

最近はシャワーを朝に浴びることがほとんどである。まず熱いお湯で身体を温めつつ、頭と全身を洗う。余談だが、熱いお湯を全身に浴びることができるというのは、当たり前のことかもしれないけれど、とても贅沢なことのようにも思える。シャワーというのは偉大だ! それはさておき、熱いお湯で温まった身体を引き締めるために、最後は水シャワーである。

水栓を完全に水に切り替えると冷水が瞬時に出てくる。この時期の水は冷たい。慣れているとはいえ、温水から冷水に切り換えて、身体にかけるのは、毎回かなりの勇気が伴う。意を決して冷水を浴びると悲痛な叫びが唸り声となって独りでに口から出てくる。「シビレル〜」というのはこういうことだろうか。

水シャワーが健康に良いかどうかは私にはわからない。わからないけれど、良いのではないかと思って勝手にやっている。寒くて風邪を引くのではないかと心配する向きもあるかもしれないが、多分、逆ではないかと思う。ここ何年もひどい風邪を引いたことがないのは、水泳と水シャワーのお陰に違いない。

試しに「水シャワー」で検索したら、身体に良いというようなことを書いている人がたくさんいる。中には夏も冬も水シャワーという方もいるようだ。さすがに私はそこまではできないが、最後に水シャワーを浴びると毛穴や汗腺が引き締まり、肌の細胞が活性化するらしい。

本当かどうかは知らないけれど、水シャワーを浴びることで精神的にも肉体的にも、自分を鼓舞できることは確かだと思う。そうしないと、この長くて暗い冬に打ち勝てないのである。

加筆訂正:2010年6月10日(木)/2010年7月25日(日) 

« »