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還流独歩

車内情報過多 2010.06.26

昨日の流れです。

ドイツ中心の生活を続ける中で、久しぶりに日本に帰ってきたときに山手線に乗った。乗降口の上には、いろいろな情報が掲載されるようになっていた。路線図が描かれている脇には、画像が動く広告があり、天気予報も見ることができたと思う。最近、山手線に乗らないので不確かだが、いまは最新の情報やニュースも掲載されているはずだ。

それを見るとき、私には不要な情報が一杯あるように感じる。天気予報も教えてくれるのは有難いが、災害が発生しそうな状況以外では、いまどうしても知りたいわけでもないし、ニュースもあまり見たいと思わない。電車の中では、流れ行く街の風景を眺めたいと思っても、ありとあらゆるところから、たくさんの情報が入って来る。

天井のいたるところにある中吊り広告だけでなく、乗降口の両脇にある英会話学校の宣伝などに常にさらされると、東京に戻ってきた頃は、それだけでとても疲れた記憶がある。いまはそんなことはないが、そう感じたときのことを想い出してしまう。日本では、どこにでもあちこちにいろんな広告があり、たくさんの表示がある。

それを看板文化だと思ってしまえば何てことはないのだが、地下鉄や電車に乗ると、私が求めていない大量の情報攻撃が気になってしまうのである。

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