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還流独歩

水シャワーが大人気 2010.10.10

このウェブサイトは、毎日の訪問者数や、どの時間帯に閲覧数が多いのかがわかるようになっている。私は特に意識はしていないし、何人の方が見に来てくれたのかもあまり気にはしていないのだが、解析結果の中で一番面白いのが検索語である。つまり、どういった検索語から、ここにたどり着いたのかの一覧を見るのが面白い。

その中で最近、大人気なのが「水シャワー」だ。今年の1月22日に「恐怖の水シャワー」と題して、冬に冷水を浴びるとシビレるということを書いた。2月から4月までは「水シャワー」での検索は少なかったが、5月は一気に増えて、猛暑の夏を迎えてからは、毎月の最多検索語が「水シャワー」になった。10月に入っても、その勢いは変わらない。

半信半疑のまま、googleで「水シャワー」を検索すると、確かに上から4番目に位置している。こんなにも「水シャワー」に関心がある人が多いとは思っていなかったので、実に意外だ。それに便乗して、閲覧数を無理に増やすつもりはないけれど、私は相変わらず水シャワーを励行していることだけは伝えたい。

泳ぎに行っても、シャワーだけの日も、あるいはお風呂に浸かったり、銭湯に行った日も、最後は水を浴びることが多い。もう日課のようなものである。前にも書いたけれど、健康に良いかどうかは私にはわからない。ただ、温まった身体を引き締める効果はあるだろう。むしろ、冷水に耐えるという自虐的にも思えることが単に好きなのかもしれない。

水シャワーの効果に疑問を持つ人がたくさんいても私は一向に構わない。もしかしたら、水シャワーを浴びているときに倒れてしまうこともあるかもしれないが、それも自業自得だ。いつでも温水が出て来るというのは本当に有難いことだから、その恩恵を受けたら感謝の気持ちを込めて水に切替えてみよう。でも、その勇気は何の役にも立たない。

ケルンの水は、もうかなり冷たくなっている。それを浴びるのは辛いけれど、修行のつもりで耐えてみよう。しびれた身体から何か新しい見地が得られるかもしれない。でも、もしかして「私は冬でも水風呂にしか入りません」という人がいたら、どうしようか。いや、何事もほどほどが良いということにして、これ以上の深入りは止めておこう。

健康の維持とは、やはり中庸が良いのではないかと思うのである。

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