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還流独歩

原稿仕上がり午前2時 2010.11.03

不定期の連載をさせて頂いている朝日新聞のコラムの締切が、日本時間の3日(水)の早朝5時であることは以前から頭に入っていた。でも今回は、あまり思い浮かぶこともなく、気になりながらも時間だけが過ぎてしまった。というのは今回のテーマに沿う写真を見つけ出すのが面倒だったからだ。文章は書けても、それに見合う写真がないと始まらない。いや、写真を見ながらでないと文章を書く気持ちが乗って来ないのである。

ということで、締切直前の昨日の夜になって、これまで撮り溜めた写真を検索し始めた。そうしたら適当なのが数枚見つかったので、やっぱり書いてみよう思い立った。時間はすでに夜10時半を回っている。締切までは6時間程あるから、間に合わせることはできると思うが、文章を書くのは集中力が続く午前中でないと気乗りがしない私にとって、夜というのは実に苦痛な時間帯である。

そう思いつつ書き始めるが、やはり書き出しの一文が決まらない。動きの悪い頭から、書きたいことや思いついた一文を引き出す。こういった作業は考えている時間がどうしても長くなるので、自分でもじれったい感じが続いて行く。ただ、一旦、加速し始めると、文と文がうまくつなぎ合わさって、それなりの文章に仕上がって行くものだ。気がつけば午前1時を回っている。気分が高まって来たのか、あまり眠くならない。

午前2時前、原稿を提出する。といっても、掲載が決まっているわけではなく、採用されるかどうかは新聞社の判断に委ねられている。何だか眠くならないので、朝4時過ぎまで別の作業をしてしまった。寝ようかと思ったら、原稿を受け取りましたというメールがオーストラリアから届いた。お世話係の柳沢さんは、早起きだと聞いていたが、そんな時間に起きているとは驚きである。

そのあと少し寝たが、天気が良いので、9時過ぎに起きてしまった。午後、羽田空港に移動し、夕方の便で千歳に向かう。

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