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還流独歩

最低気温更新 2011.01.16

今朝の東京の最低気温は0℃を少し下まわり、この冬一番の寒さになったらしい。いつものように泳ぎに出かけたとき、素手で感じる空気がとても冷たかった。でも泳いだあと、水シャワーを存分に浴びると逆に身体が温まるので、それから数時間は不思議と寒さをあまり感じなくなる。

試しに、昨年買った温度計で室温を測ったら8℃だった。この冬に入ってから、まだエアコンを一度も使わず、電気ストーブだけが熱源状態なので、室内は冷え切ったままである。ついでに内壁の放射温度も測定したら7℃を示した。外気温が0℃、壁の温度が7℃で、室温が8℃。かなりシビレる温熱環境だ。

自分自身でも、よくこんな環境の中で風邪もひかず、耐えられるかよくわからない。前にも書いたけれど、断熱が施された暖かい室内にいると、身体の機能が鈍(なま)って免疫力が下がるのかもしれない。それが正しいとすると、室内が寒い方が身体には良いということになる。しかも化石燃料を無駄に使うこともない。

とはいうものの、暖房がなくても、それほど寒くはない環境、あるいはほんの少し暖房するだけで温まる室内であれば、やはりその方が遥かに健康に良いのではないかと思う。室内が暖かいことが逆に身体の抵抗力を下げてしまうというのであれば、何か運動をするという方法もある。その方が人間的だ。

ともかく、風邪を引かないように気をつけつつ、寒い今年の冬を乗り越えたいと思う。

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