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還流独歩

文房具 2011.02.03

普段から使い慣れている文房具がないと、作業に身が入らないということが私にはよくある。移動先での打合せに持って来るのを忘れたとか、逆に打合せ先に置き忘れてしまうということは、そう頻繁にあるわけではないが、必要なときに手元にないと気持が乗らないものである。

20年近く使い続けている0.9mmの太いシャープペンシルは、その中の一つだ。何かをスケッチするときに、それがないとやる気が起きないし、作業にも身が入らない。大のお気に入りというほどではないが、ずっと使っているから愛着だけはある。もはや必需品といった方がよい。

他には、昨日書いたように青色のボールペンだったり、黒の三角スケールや蛍光ペンなどもそうだ。さすがに消しゴムとまではいかないかもしれないが、そういうのは人から借りてでも作業はできるものの、落ちついて集中することがなぜかできなかったりするのである。

職人さんが使う道具や、料理人の包丁などは、きっとその代表格のようなものだろう。長年使い慣れてきたものはその人の手に馴染み、しかも使いやすく仕上げられているから、おそらく違う道具だと作業ができないということだってあるはずだ。

私が使う文房具は、それらと比較するのも恥ずかしいけれど、やはり、いつもの筆記用具で作業をした方が何でもはかどると思うのである。

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