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還流独歩

引渡し 2011.03.01

今日は引渡しである。だからといって、特に何か特別なことをするわけでもない。建設会社と設備関連の作業を頂いた会社の方から、家全体や電気、設備の使い方等の説明を行い、鍵を建築主に渡すことで終了である。

建築主の都合で、夕方からとなったので、現場には昼過ぎに着くように出発する。千歳や苫小牧のあたりには、ほとんど雪がないが、その先からは、多少の降雪のために路面が濡れている状態になった。

予定通り、夕方4時から引渡しを行う。最初に電気を引込んでいる制御盤や温水器などの説明を電気工事の担当の方に説明頂き、続いて給排水関連についても簡単に教示をしてもらう。

これまで工事中に使っていた電力は、今日一杯までは建設会社側が支払うことになっており、明日からは自動的に建築主の清算に切り替わる。一通りの確認をしながら、私も気になるところを補足をする。

そのあと建設会社の方から、工事に関わった会社などの一覧と、緊急時の連絡先の他、各取扱説明書などを一式まとめたもの、そして鍵を渡して終了である。

そして最後に誕生日のお祝いをした。今日は建て主の誕生日である。ささやかながらケーキを買って来たので、ろうそくを灯し、グレープフルーツジュースの炭酸割りで乾杯をした。

誰でも誕生日は毎年やって来るが、その日と家の引渡しが重なるというのは滅多にないことだろう。偶然のこととはいえ、これも何かの巡り合わせなのだろうか。

昨年10月末に着工し、ほぼ4か月で竣工を迎え、無事、引渡しも終えることができた。建築主、建設会社の他、関わった皆さんに、心からお礼を申し上げる次第である。

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