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還流独歩

研究所で勉強会 2011.03.10

某企業の研究所にて、勉強会に参加させて頂く機会を得た。最初の連絡では、少人数による意見交換と聞いていたので気安くお引き受けしたのだが、先日届いたメールでは、30名近くが参加するとのことで、小さな講演のような感じになることがわかった。それに備えて週末から準備をしていたものの、最後まで仕上げるのは、なかなか時間がかかるものである。

昼過ぎに、秋葉原から、初めて乗るつくばエクスプレスで東京の郊外に出る。この企画を立ち上げて頂いた建築家の方と一緒だったのと、発表内容に間違いがないか探しながら移動したので、窓からの景色もほとんど見ることはなかった。最寄駅で降り、さらに車で移動。工場や研究所というのは、郊外に位置しているものだ。

発表内容は、「ドイツの最新建築と建築環境デザイン」である。非常におこがましい標題だが、こういったものはやや大胆に膨らませたものが求められるので良しとしよう。会議室には確かに30名程の方が座って待ってくれている。時間がないので、すぐに開始。持ち時間は1時間である。それに見合うように準備して来たつもりだが、時間経過が気になる。

ところどころ早めに進めつつ、ときにはゆっくりとした説明を入れて、結局、数分超過した程度で終えることができた。そのあと施設を見学させて頂く。冷暖房方法に面白い取組みをされていて、とても興味深い。会議室に戻り質問を受ける。簡単に答えられるものもあれば、直接的な答えができない質問もある。でもその一つ一つが、私にとって実に勉強になるのである。

皆さんにお礼の挨拶をして都内に戻る。有難いことに、食事のお誘いを頂いた。美味しい和食と、それに合うお酒を堪能しながら、建築業界の話をしたり、ドイツの話題に触れたりしながら、楽しい時間が過ぎて行く。昨日も書いたけれど、こうしたつながりをつくり、それを深めさせて頂けることは本当に貴重なことである。そして今後も勉強の機会を与えて頂けると幸いである。

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