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還流独歩

早過ぎは禁物 その2 2012.02.18

次にわかったことは、手荷物検査場の開始時刻が7時半だということである。つまり出国手続きも行なえないのだ。世界的にも極めて大きな空港の一つである成田空港が、そんな時間制限を設けているとは、恥ずかしながら、まったく知らなかった。24時間空港なのかと思いきや、騒音に配慮し、深夜と早朝を除く、17時間運用の空港だったのだ。

さらに時刻表で確かめたら、一番早い出発は、8:55の重慶行き、最終の出発は22:00発のホノルル行きだった。到着の方を見ると、朝一番で着く便は、シドニーからの便で、6:10着、最後に到着するのが、ソウルからの便で21:00着である。実際は23時までに到着すれば良いのだが、遅れなども考慮して、21時着が一日の最後の到着便なのだ。

試しに、フランクフルト空港の離発着時間を調べてみたら、やはり深夜便の運行がないことがわかった。最も早く出発する便は、トルコのアンタルヤ行きで、04:45発、最終の出発は、22:35発のモスクワ行きである。到着で一番早いのは、ドミニカ共和国のラ・ロマーナや、アディス・アベバ、アンマン、上海などからの4便が05:10に着き、最後に着陸するのは、朝と同じトルコのアンタルヤからの便で、22:30着であることがわかった。

成田空港と比較すると、運用時間は2時間半ほど長いだろうか。羽田空港が、同様に運用時間が制限されていることは知っていたが、世界的な国際空港でも、同じような体制が取られていることまでは意識したことがなかった。とはいえ、こんな意見を書くのは何とも身勝手だが、成田空港の手荷物検査場の開始時間が7時半からというのは、少し遅過ぎやしないだろうか。

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