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芸術の夕べと日本食 その2 2012.04.15

この個展に誘ってくれた友人が、今日は日本食の夜にしようと言い出し、お寿司を食べに行くことになった。たまに行くお寿司屋さんに行ってみると、金曜ということもあって満席であった。仕方なく、もう一店、少し広めのところに行くと、カウンターが空いていた。3名なので角に座る。前菜を三品、主菜を同じく三品頼んで、一緒に食べることにした。

友人の一人が、「これは食べられないだろうという変な日本食があったら頼んで欲しい」と言うので、即座に「塩辛」と答えた。やめた方が良いという私の助言を振り切って、注文して欲しいと言うから、お願いしてみた。塩辛は二品目に出て来た。多分、食べられないのではないかと思ったが、二人とも問題ない。塩辛も国際的になったものである。

あとは、ほうれん草の胡麻和え、天ぷらの盛合せ、蕎麦、お寿司を注文した。でも、もう一品が想い出せない。量的に少ないかと思ったが、意外とお腹が一杯になった。私はビールだけしか飲まなかったが、友人の一人は升酒を頼み、角に塩を盛って楽しそうに飲んでいた。周りの人たちを見ていると、日本食は完全にドイツの若い人に定着した感がある。

そして今夜は、美味しい日本食を、すべてご馳走になってしまった。有難いことである。そしてケルンの夜は穏やかに過ぎて行った。

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