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還流独歩

体内時計の調整 2012.06.13

日本からドイツに行ったときも、ドイツから日本に戻ってきたときも、なぜか朝4時くらいに目が覚める。その時刻は、日を追うに連れて遅くなって行くのだが、少なくとも数日は、そんな状況が続く。日本時間の朝4時は、ドイツ時間の前日の夜9時だから、そろそろ眠くなる時間なのに、目が覚めてしまうのだ。

一方、ドイツ時間の朝4時は、日本時間では同じ日の午前11時である。この時間に起きてしまうというのは、だいたい朝11時くらいになれば、身体が十分に寝たと判断するのからだろうか。休日、ゆっくり寝ていたいと思っても、お昼くらいには目が覚めてしまうのと同じなのかもしれない。

そして日本に戻って来ると、眠気が襲って来る時間がある。それは、お昼前後だ。ちょうど、ドイツが朝を迎える時間帯である。お腹が空いているのに眠くなってしまい、しかもお昼ごはんを食べると、お腹が満たされるから、眠気は食後に倍増されてしまう。そんなとき、このまま横になって眠れたら、どんなにか幸せだろうとさえ思う。

それを何とかやり過ごし、夕方くらいになると眠気は消えてしまう。ちょうどドイツがお昼くらいになる時間帯だ。それから夜10時くらいになると、また徐々に眠くなる。ドイツが午後の遅めの時間なのに、その頃にも睡魔が襲って来る。地下鉄に乗って揺られていると、一瞬、記憶がなくなるときさえある。

時差による睡眠障害は、一日で一時間程度しか戻らないという話も聞くから、時差が7時間ある場合は、一週間近くかかるようだ。それにしても、早朝に着く便で帰って来て、そのまま作業を続けると、時差を抱えたままの体調と、うまく付き合って行くしかないということを、今回、また改めて感じているところである。

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