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還流独歩

申込書の送付 その2 2012.06.22

わずか一枚とはいえ、この業務経歴書があるお陰で本当に助かった。いつだったか書類を整理したときに、まとめて捨ててしまおうかと思ったのだが、在職期間証明書なども、まだ残してあるのだ。普段はまったく不要の書類だし、もう10年以上も前のものである。だから、いまも一枚のファクスが残っているなんて、奇跡とも思えるくらいだ。

熱感紙に打ち出されたファクス用紙の周囲は、端の方が茶色くなっている。しかも肝心の内容のほとんどが、色褪せてしまい、判読がかなり難しい。でも、目を凝らせば何とか読みとれる。試しにコピー機の濃淡を一番濃くして控えを取ってみたが、薄くなっているところは、まったく印刷されなかった。もはや肉眼でしか読み取れないのだ。

ともかく、その一枚のファクスのお陰で、5つ書かなければならない業務経歴のうち、3つを書き込むことができた。残りの2つは最近の物件である。実際の経歴としては、5つ以上あるのだが、書き込むところが5物件しかないし、複数の物件を担当していたとしても、認められる期間は一物件に対してのみである。

そして、この業務経歴は、第三者による証明が必要だ。以前、勤めていた事務所の上司にあたる方に電話をして、署名をお願いするかもしれないと電話で伝えたところ、快諾を頂いたが、そのためだけに書類を持って行く時間がない。結局、仕事仲間である構造を専門とする人に署名をしてもらった。有難いことである。

午後、郵便局に行き、書類を発送する。受講証が来たら、8月末に3日連続の講習が待っている。少し先の話だが、その前に、少し準備をしておきたいと思っている。

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