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還流独歩

歯の治療 その1 2012.11.11

昨日、東京に戻ったあとの午後、歯医者へ行った。というのは、右上あごの一番奥の歯を舌先で触ると、小さな穴があいている感じがするのである。一か月ほど前には、そんなことはなかったのに、ここ数週間くらい前から、急に気になり始めた。虫歯が進行して痛み始めるとやっかいなので、土曜にも開院している歯医者をインターネットで調べて、すぐに予約して出かけた。

予定の時間に行き、問診票に記入をして受付を済ませると、10分もかからずに呼ばれた。最初に、助手の女性から質問を受ける。自分でも驚きなのだが、前回、歯の治療をしたのは、実は30年近くも前のことなのである。これまで、歯科検診を受けたり、歯石などを取ってもらったことはあったが、虫歯の治療というと、ほとんど記憶の彼方である。助手の若い女性は、もしかしたら生まれていない可能性もある。

次に、担当する先生が来た。「担当します鈴木です」と言われ、ご丁寧にも名刺を渡された。でも、頂いたその名刺をどこに置けば良いのか戸惑っているうちに、「インターネットで調べて、当院にお越し頂いんですね。誠に有難うございます」と、続けて言われた。都内には歯科医院がたくさんあるし、競合が激しいということも背景にあるのだろうけれど、本当に久しぶりに歯の治療をする私にとっては、まさに隔世の感がある。

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