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お知らせ

2013夏 2013.08.06

– 2013夏 –

今年も8月に入りました。暦の上では一日早いですが、皆さま、残暑お見舞い申し上げます。

7月上旬に、一旦、東京に戻りましたが、その後、またドイツでの活動に移り、ミュンヘンやケルン近郊にて、開口部に関する視察調査を行なっておりました。

ドイツでは、一般の住宅の外壁に用いられる断熱材の厚さが平均で約30cm程度あり、ガラスも中空層が2つある3層ガラスが標準で用いられるようになってきています。暖房が主体の国ですから、断熱、あるいは保温を最優先に考えることは、家づくりにとって極めて重要なことです。

日本は長さが2000kmにも及ぶ多気候国であり、暖房も冷房も求められる地域が多いですが、まずは地下資源の消費を抑えるための工夫が求められているように思います。原発の廃止を決定したドイツの人たちは、建物で消費される化石燃料を減らすための工夫を、建物と設備の両方から行なっています。

ドイツの事例を参考にしながら、日本にあるべき低燃費建築の方向を、これからも探って行きましょう。それが環境と交感できると素敵ですね…。
 
 
ドイツ・ケルンにて

2013年8月7日(水) 

追伸:還流独歩の更新が滞っています。申し訳ありません。

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