– 降誕祭2013 – 2013.12.21
師走の折、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今年も残り10日ほどとなり、まもなく「降誕祭」を迎えます。英語で「クリスマス」、ドイツ語では「ヴァイナハテン」と言いますが、私はカタカナよりも、日本語の「降誕祭」ということばがとても好きで、よく使うようになりました。また、降誕祭の4つ前の日曜から始まる期間を示す「待降節」、あるいは「降臨節」という響きも素敵だと思います。
日本語というのは、多種多様な表現を受け止めることができる素晴らしい言語ですが、それと同時に、英語を中心とした外来語を、いとも簡単にカタカナに変えて、それを日本語の中に組み入れて、自由に使うことも可能です。
ただ、頻繁に言われるように、日常生活の中において、無駄にも思えるカタカナの氾濫が、とても気になるようになりました。日本語が持つ表現力、あるいは漢字を見たときに直感的に感じることを、もっと大切にしたいと思います。そんなことを考えてしまうのは、夜が長くなったからでしょうか…。
最後になりますが、今年一年、お世話になった皆さま、本当に有難うございました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。そして、素敵な降誕祭と、良い年が来ることを祈っています。
冬至を明日に控えた曇天のケルンにて
小室大輔
2013年12月21日(土)