– 2014年7月 – 2014.07.05
今年も半年が過ぎ、7月に入りました。
6月中旬から1週間ほど、お世話になっている建設会社のドイツ視察に同行しました。今回は、湿式外断熱構法の外装材を製造している会社を訪問し、打合せに参加させて頂いたお陰で、大変に勉強になりました。
以前から感じていたことですが、ドイツの人の思考方法というのは、常に本質を探り出し、本当に何が必要なのかを浮き彫りにするように思います。だからこそ、そこに一種の哲学のようなものが生まれるような気がするのです。
自分の製品に対する揺るぎない自信と誇りを感じているからこそ、理屈の通らないことについては、簡単に同調する答えを出そうとはしません。今回も、そんな場面に遭遇し、非常に大きな意思の強さを感じました。
そのあと、ドイツ国内を視察しましたが、どこまでも広がる葡萄畑に、何だか言葉にできない豊かさというものも実感しました。お金や数字では表せられない本当の豊かさとは何かについても学ぶことができたように思います。
アウトバーンを飛ばし、小さな街をいくつも抜けた視察の全走行距離は1400kmを超えました。今回も無事に終えられた安堵感でいまは胸が一杯です。
ドイツは、この時期でも朝の最低気温が10℃近くまで下がり、温水暖房の調整器を最大にすると暖房が入る日もあります。そして突然、暑くなったり、雨が続いたりと忙しい天候が続いています。
日本は、これから暑くなりますので、皆さま、どうぞご自愛下さい。
夏の涼しい小雨が降るケルンにて
エネクスレイン/小室大輔
2014年7月5日(土)