– 小学生向けの光の勉強会 – 2014.10.20
10月も半ばを過ぎ、朝晩は涼しい日が多くなりました。外出するときは、先日まで、半袖で出かけていたのですが、長袖を着る日が増えて来ました。
ところで、10月13日(月)の体育の日に、NPO法人「HugMe/ハグミィ」さんが主催する、小学生向けの勉強会「ティータイムを楽しむ光環境をデザインしよう!」が、千葉の鎌取コミュニティセンターにて開催されました。対象は小学3年から6年生までで、10月上旬の応募開始早々、定員の16名はすぐに締切になりました。
内容は、最初に光について学んだあと、クッキーを手づくりし、電飾につける飾りを折り紙でつくってティータイムを楽しむという多彩な企画です。今回、初めての試みでしたが、予想外にも好評だったようで、子供たちだけでなく、付き添いの父母の皆さんからも大いに勉強になったとの感想を頂きました。
勉強会の内容を少し紹介致します。
「ティータイムを楽しむ光環境をデザインしよう!」
▼第1部
1. 照明を消した状態で、照度計を使って、室内の明るさを測定する。
2. 照明を変えることによって、売上が上がった店舗の変化を見ながら、光の色の違いについて学ぶ。
3. ドイツの人たちの住まいには、どのような照明が使われているのか、写真を使って紹介する。
▼第2部
4. クッキーを手づくりする。
5. クッキーを焼いている間に、折り紙で、電飾につける紙風船をつくる。
6. 照明を楽しみながら、手づくりのクッキーを食べて、ティータイムを楽しむ。
▼おまけ
7. 天井に設置された蛍光灯だけの調理室の光環境を変える!
第1部の前半は、「みっつデザイン研究所」の廣谷さんが担当し、私は1部の後半を担当しました。
都内にある食器を販売している店舗の光環境を改修したところ、売上が大幅に伸びたという事例を子供たちに見せると、その違いの大きさに多いに反応してくれました。照明がいかに大切であるかを、知ってくれたのではないかと思います。
次に、ドイツの友人たちが、どのような光を楽しんでいるかについても、実家での照明方法を写真を使って説明しました。蛍光灯で室内を均一に明るくするのではなく、照明を分散させて、空間の中に適度な明るさと暗さをつくると、落ち着きのある柔らかな雰囲気が出せることを理解してくれたようです。
そして最後のティータイムに併せて、勉強会の会場である調理室の光環境を変えてみました。使用したのは、照射角度の狭いレフ球と言われる白熱電球です。それと子供たちがつくった電飾を灯すと、調理室の雰囲気が大きく変わり、歓声があがりました。
■光の勉強会 2014年10月13日(月)開催
光の勉強会 その1 |
光の勉強会 その2 |
光の勉強会 その3 |
東京にて
エネクスレイン/小室大輔
2014年10月20日(月)