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長距離移動と9人乗り 2010.01.04

1月7日から今年最初の長期移動が始まる。といっても、最初はケルンを中心にした移動で、日曜からはケルンを一週間ほど離れるだけだから、長期というほどではない。問題は期間ではなく移動距離の方だ。この間も一週間で1700km近く走ったが、今回は2500kmくらいになりそうである。その理由は単に行き先があちこち離れているからだ(笑)。

夕方、買い物のついでに、いつも使っている近くのレンタカー会社へ行く。電話でも簡単に予約ができるのだが、外の空気を吸いながら身体を少し動かすことも大切なので、散歩がてらに予約しに行った。今回の移動は私を含めて4名である。大きなスーツケースを4つ載せて、しかも大人が4人での長距離移動となると、5人乗りの大きめのステーションワゴンでは狭い。

7人乗りをお願いするが、あいにく予約が取れないという。この時期、スキーにでも行く人が多いのかよくわからないが、7人乗りを用意できないらしい。ともかく一旦、大きめのステーションワゴンを予約して、明日、また要望を連絡することにした。帰ってからよく考えたのだが、5人乗りでの2000km以上の移動は乗っている方も辛いだろう。9人乗りは大き過ぎるが、それに変えることにした。

運転するのは一向に構わないのだが、問題は駐車場だ。街中の屋内駐車場の高さ制限は、大抵のところが、1.90mとか、1.95mなので、高さが2.0m前後の9人乗りは入れない場合が多い。実際には、7人乗りでも9人乗りでも高さが2.0m以下の場合が多いが、この間借りた7人乗りには運転席に、「この車の高さは2.02m!」という注意書きがあった。

屋外に停める場合も簡単ではない。普通の車であれば簡単に駐車できるところでも、長さが5m近い大型車だと無理だ。どこへ行くにしても厄介な大きさなのだ。これがもし自分の車であれば慣れの問題もあるので、気にならないのかもしれないが、最初はやっぱり戸惑うだろう。いつだったかミュンヘン空港で車を返し、ハンブルク空港で別の車を借りたときは、車種が違うので運転に戸惑ったこともあった。

4人の移動に9人乗りまでは不要なことはわかっているのだが、500kmを一気に移動するときに、足も十分には伸ばせず、じっと乗っているのは実際辛いと思う。冬だから着ているものもかさばるし、車に乗る前に脱いだコートやジャケット、そして身の回りのものを足下に置いたり、膝の上に抱えるというのも落ち着かないだろう。

そんなことを考えていても仕方がないし、大は小を兼ねるという諺通りになるかもしれないので、一旦借りてみて、それからまた考えれば良いかという結論に達したのだった。

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