自動販売機 その1 2010.02.09
私はもう長いこと自動販売機で飲み物を買ったことがない。珈琲はまったく飲まないし、コーラや糖分の高い炭酸飲料も一切、口にしないことにしている。水以外で飲むとすれば、紅茶や日本茶、果汁100%のジュースくらいだろうか。そんなことをいうと、何だかとても節制しているように聞こえるかもしれないが、その分、ビールやワインを飲むので、必要以上に健康に気遣っているということでは全くない。
日本に帰ってくると、外出していても、飲み物が当たり前のように簡単に買えることは確かに便利だと感じる。でも、何だかその便利さに便乗させられるかのように、気軽に百十数円の飲み物を買おうという気にならないのである。飲み物を買うなら、スーパーかコンビニエンスストアに行くことにしている。それが自動販売機で買うことと、どう違うのかと尋ねられると答えに窮するのだが、多分、自動販売機には私が飲みたいものを売ってないということなのかもしれない。
誤解されないように補足したいのだが、私は自動販売機で飲み物を買う人を批判しているのではない。ただ、最近は通りを歩いているときに、ふいに飲みものを買ったりすることがまったくなくなってしまったので、何となく書き留めてみました。