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昼過ぎ、フランクフルトへ向かう。昨年からお世話になっている建築関連の某日本企業の方と、ドイツの建築の専門分野でコンサルタント業務を行なっている方との打合せに合流するためである。専門的な内容だが、建築環境学につながる話なので、通訳としてその間に入っていても互いの言いたいことが手に取るように良くわかる。

2時間の打合せを終えたあと、少し早い時間にリンゴ酒を飲みに行く。私がフランクフルトに来たら、必ずといっていいほど行くお店だ。この街でリンゴ酒と言えば、マイン川を挟んで旧市街の反対側にあるザクセンハウゼンが有名だが、そこは観光客目当ての店が多く、最近はほとんど行くことがない。このお店は、そこから少し離れたtころにある。

予約をしておいたら、いつものように私の名前が書かれた立て札が立っていた。日にもよるが、このお店は満席になることが多く、月曜の早い時間でも侮れない。でも今日は少し空いていた。私も含めて男性が3人での食事だったが、フランクフルトソーセージと、グリルリップヒェンと白アスパラガスの3品だけで十分にお腹が一杯になった。

美味しいとも不味いとも言えない不思議なリンゴ酒を飲み、気持ちが良くなってフランクフルト駅に戻ってきた。ここからケルンまで、また1時間だ。いろいろな場所で、いろいろな経験をさせてもらうことができて、今日も感謝の気持ちで一杯である。