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今日は薔薇の月曜日である。知っている人は、言わなくてもわかるし、知らない人にとっては、一体何のことなのか、さっぱりわからないだろう。簡単に言えば、謝肉祭というカーニバルが最も盛り上がる日である。

これまで、何度、ばか騒ぎをして来ただろう。でも、今年は、そんな気持の余裕がまったくない。お菓子をばらまきながら、いくつもの山車から発せられる歓声が外から聞こえて来る。ほんの少しだけ見に行ったが、今日はそれだけで十分だ。

午後、仮装した友人が、ほんの少しだけ立寄った。それに同行できないのは何だか少し寂しい気もするが、またいつか、一緒に飲んで、歌って、踊り明かす日をつくりたいと思う。

壊れかけているケルンという街に身を置けるだでも有難いことなのである。