理念 建築 略歴 連絡
文章 視察 還流独歩 大福企画
還流独歩

聖体の祝日 2012.06.07

今日は、「聖体の祝日」ということで、ケルンのある「ノルトライン・ヴェストファーレン州」は休日である。ただし、この祝日は、ドイツにあるいくつかの州だけが休みで、それ以外は普通の平日だ。調べてみたら、バーデン・ヴュルテンベルク州、バイエルン州、ヘッセン州、ラインラント・プァルツ州、ザールラント州が該当し、ザクセン州とテューリンゲン州の一部が祝日となっている。いずれもドイツの中部から南部に位置する州である。

ドイツは、カトリック系とプロテスタント系がほぼ拮抗しており、その割合は半々だが、大まかに言って、南部に行くほど、カトリック系が多くなる傾向にある。私はキリスト教については詳しくないけれど、今日は、カトリック系の人が多く住む州が祝日になっているということである。日本では、都道府県で祝日が異なるということなどないけれども、ドイツでは、一年のうち、一部の地域だけが祝日という日がかなりある。

日本宗教に絡んだ休みはまったくないけれど、季節を取り入れた祝日が多いように思う。春分の日、みどりの日、海の日、秋分の日などがそうだろうか。この祝日のことをドイツの人に話すと、とても興味を持たれる。しかも祝日が日曜に重なると、月曜日が休みになることも、かなり新鮮に受け止められるようだ。ドイツでは振替休日はない。最近思うのだけれど、土曜日に祝日が重なった場合、前日の金曜を振替休日にしてしまうのはどうかと勝手に思っている。

« »