理念 建築 略歴 連絡
文章 視察 還流独歩 大福企画
還流独歩

申込書の送付 その1 2012.06.21

この夏、とある講習を受けることにした。本来なら、それが何であるかを、この場で堂々と表明すべきなのだが、建築士の定期講習などと違って、最後にかなり難しい考査があるので、それに合格できるかどうかは、現時点では何とも言えないのである。だから、恥ずかしながら、公表するのは差し控えておきたいと思う。

こういった願書というのは、封書に入れて発送するまで、意外と時間がかかるものである。まずは、申込用紙を受取りに行かなければならない。郵送してもらうこともできるのだが、願書代の1050円の他に、送料が必要になる。時間は少しかかるけれど、配布している場所が近くなので、先日、直接、受取りに行った。

願書に必要な写真2枚は、日曜に撮影を済ませた。問題は業務経歴である。過去に携わった物件に関して、どのような内容の業務なのかを詳細に書き込まなければならない。必要なのは、「物件名称」「所在地」「竣工年」「延べ面積」「階数」「構造の種類」「建物用途」「業務内容の詳細」、そして「業務期間」である。

私はかつて、某設計事務所で設備設計者として設計業務にあたっていた。15年以上も前のことである。そのときの業務記録を、どうやったら詳細に思い出せるというのだろうか。しかも問題なのは、一級建築士の資格を取得してからの経験が、5年以上でなければ受講資格を得ることができないのだ。

私の場合、取得は平成7年1月だが、それ以降に携わっていた仕事は何だっただろうか。無論、まったく思い出せないわけではない。ただ、日付などの細かなことまでは記憶にない。そんな状況を救ってくれたのが、一枚のファクスである。私は退職してから、自分の業務記録を簡単にまとめたものを会社から送ってもらったことがあった。それがいまも手元に残っている。

« »