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還流独歩

郵便再配達 2011.11.18

朝、泳ぎに行く。混んでいる早朝の時間帯を避けたので、人が少なく快適である。今日は2時間券だから、ゆったりと泳がせてもらった。普通は35分くらいで上がるのだが、いつもよりも10分ほど余計に泳いだ。45分程度で1800m程度だろうか。心地良い疲れを感じるからこそ、不思議と充実した一日が過ごせる気がするのである。

ドイツから東京へ戻り、数日後に札幌へ移動した。そしてまた東京に戻って来てからも都内の移動と打合せが多く、事務所の中は一向に片付かない。特に打合せ机の上には、電話料金などの領収書が何通か乗っているだが、まだ開封さえできていない。しかも小包が届いているらしく、郵便局からの不在届けが入っているが、再配達してもらう時間も決まらない。

可能性としては、今度の日曜の一番最後の時間しかないかと思いつつも、自動音声案内にかけて再送希望の時間帯を入力している気持の余裕が全然ない。差出人に返送されても仕方がないかと思っていたところへ電話が鳴った。日本橋郵便局からである。ご丁寧にも、いつ届ければ良いかという問合せの電話だ。もう二回も配送しに来てもらっている。

東京には日曜の夜までしかいないし、受取り時間も指定できない状況だから、無理なら差出人に返送してほしいと伝えて電話を切った。15分ほどして、また電話がかかってきた。何時まで事務所にいるかと訊いて来る。30分後の15時15分までならいますと伝えたら、少し間を置いて、15時過ぎに届けますとのこと。荷物はまもなくして届いた。

民営化されたからなのか、わざわざ電話までかけてくれて、しかもすぐに配達してくれるとは実に有難いことである。今回は郵便局から連絡が来たが、通話無料で再配達を受け付けてくれるのだから本当に便利である。ドイツで郵便の再配達を依頼したことは最近はないが、こういったきめ細やかさはないはずだ。ドイツは何をするにも時間がかかるのである。

せっかく荷物を届けて頂いたのだが、封を開けられないまま、地下鉄で神谷町まで行く。照明に照らし出された東京タワーが美しい。肝心の打合せだが、担当の方が多忙で、大幅に遅れるというので、残りの数人だけで確認作業を終える。そのあと一旦、事務所に戻り、秋葉原へ向かう。ここでも1時間ほど打合せをして、夕食を兼ねた懇親会を数名で行う。

気がつけば、もう一週間が過ぎた、札幌で3泊したから早く感じるのだとは思うが、月曜にはまた成田を発つ。秋の日々が慌ただしく過ぎて行く。

加筆訂正:2011年12月5日(月)

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