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還流独歩

羽田からドイツへ その3 2014.06.17

係員に若干の迷惑をかけつつも、それ以外は特に問題もなく機内へ入った。6割くらいの混みようだろうか。最後尾の席を予約したので、そこへ行ってみると、なぜか女性が座っている。搭乗券を確認すると、私の席はその二つ前だった。搭乗手続を行なったとき、係の女性は最後尾の56列をご用意しますと言っていたのに、搭乗券を見直してみると54と書かれている。

その場で確認しなかった私も悪いが、間違いそうもないことなのに、一体、どういうことなのだろう。気を取り直して、その席を見ると、運良く隣りの席には誰もいなかったので、そのまま座ることにした。妙に腑に落ちないのだが、今日に限って、急に列が後ろに二つ増えたということにしておこう。これぞ大人の対応…というほどのことでもないか…。

それからしばらくして、飛行機が急に大きな音とともに揺れ始めて、ふと我に返った。駐機場を離れ、滑走路に向かう間の僅かな時間に寝入ってしまったらしい。そして、ほんの少しのまどろみを感じる中を、飛行機は地上を離れた。そしてまた気がついたときには、食事の前のおしぼりが配られたあとだった。

その後は順調に飛行し、何の問題もなくフランクフルト空港に着いた。夏至が近いから、19時だというのに、日本では考えられないくらいの高い位置で太陽が輝いている。今回、預けた荷物は、フランクフルト空港内ではなく、長距離新幹線駅で受取ることにした。問題なく無事に受取り、ICE新幹線でケルンへ向かう。地面を走る高速移動も心地良い。

ケルン中央駅には定刻に着いた。事前にバスの時刻を調べておいたのだが、わずか3分後に、急いで、駅の北側にあるバス乗り場へ移動したら、確かに132番のバスが止まっていた。以前は、大聖堂側にもバス停があったのだが、昨年12月に廃止になり、以前から駅の北側にあるバス乗り場だけになったのだ。

ともかく、そのバスに乗り、馴染みの景色を抜けて、移動がおわった。そしてまた、すぐにドイツ国内の移動が始まる。今回も気をつけてケルンに戻って来たいと思う…。

掲載日:2014年8月20日(水)

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