enexrain

自分で事務所を開いてから、人とのつながりの大切さを、より強く意識するようになった。なったというより、ならざるを得ないし、そうなって当たり前なのだと思う。ただ、つながりといっても、政財界に通じるような大きな世界での話もあれば、比較的小さな普段の人間関係の中でのつきあいもあるだろう。働いている人の多くが、おそらく後者の世界の中で動いているのかもしれないが、その普通の関係がとても大切なのだと思う。

100人と出会って、そのあとも100人と同じような付き合いが続くことなど有り得ない。もし仮に、一度に1000人に出会う機会があったとして、その中から新しいつながりが持てるのは、逆に100人に会ったときよりも少なくなるのではないだろうか。おかしな意見に聞こえるかもしれないけれど、なんとなくそう感じている。

今日、お昼に食事を御一緒させて頂いた方々も、午後にドイツの視察先について打合せをした方も、夜にお会いした方も、一度にたくさんの人に会ったときに知り合った人たちではない。人から人への紹介で知り合った方々ばかりだ。しかも、みんなドイツつながりだったりする。

ある勉強会で、著名な講師の方が、「企業と企業をつなぐのではなく、企業と人間をつなぐ方が面白いことができる」と言っていた。それによって、互いの価値創造が可能になるという。確かにそうかもしれない。エネクスレインも、同じ方向へ進んで行きたいと思っている。