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還流独歩

世界のカレンダー 2009.12.01

海外書き人クラブの情報網を使って、世界のカレンダーが日曜始まりか、月曜始まりか、という単純な質問を世界に流した。その結果、以下のことがわかったので、ここでお伝えしたい。師走の初日に、こんなことをお知らせするというのも、どうかと思うが、ずっと気になっていたので、ご理解を頂けると幸いである。

頂いた情報から判断すると、世界のカレンダーの曜日始まりは、以下のようになっている。
・月曜始まり:EU圏内(アイルランドは除く?)。
・日曜始まり/ただし仕事開始日:イスラム圏。イスラム圏では金土が週末のため、日曜は週の仕事開始日である。
・日曜始まり/ただし休日:それ以外の国。

つまり、EU圏とイスラム圏は、仕事を始める日が週の初めであり、暦もそれに倣(なら)っているが、それ以外の国は休日としての日曜が週の始まりになっていることがわかった。

以下、世界からの回答です。

▼日曜始まり:ただし休日始まり
・カナダ
・アメリカ
・アイルランド(多分)
・ペルー
・ブラジル
・中国
・日本

▼日曜始まり:ただし仕事始まり
・エジプト:金土が週末
・ドバイ:3年前に週末を木金から金土に変更
・モルディブ:金土が週末

▼月曜始まり
・イギリス
・フランス
・スイス
・ドイツ
・スペイン
・イタリア
・ギリシャ
・トルコ
・チェコ

▼土曜始まり
・サウジアラビア:木金が週末(かなり独自路線)

▼日曜始まりと月曜始まりが混在
・オーストラリア
・ニュージーランド

ここまで書いていて気がついたのだが、例えば日本のように、日曜始まりのカレンダーを使っている国でも、土日のことを週末というし、英語圏ではウィークエンドと言う。これは週の始めが日曜であるという慣例とは整合が取れていない。整合を取るなら、週末という言葉は土曜に限って使用し、日曜は週始とか、ウィークスタートとか、ウィークビギンと言うべきである。つまり、土日は「週末週始」と言わなければならないはずだ。

そう考えると、月めくりの暦はやっぱり月曜始まりの方が、私たちの生活感覚に馴染むのではないかと思ったりするのである。

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