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還流独歩

冬至 2009.12.22

昨日のサーバー移行は問題なく終わったが、相変わらず、メールだけは何も届かない。自分宛にメールを何度送っても不達通知がまったく返って来ない状況が今朝も続いている。重要な内容にも関わらず、闇に葬り去られたメールがたくさんあったらどうしようかと思っていたら、昼前になってサーバーに溜まっていたメールが徐々に届き始め、午後にはすべて受取れた。これで一安心である。

ところで、日本では今日が冬至らしい。ドイツは昨日が冬至だったようだが、念のため、ケルンの日の出と日の入りの時間を確認してみたら、今朝の日の出の時刻は昨日よりも1分早くなっている。冬至だからといって、日の出の時刻が最も遅く、日の入りが最も早くなるとは限らないようだ。

12月22日(火)のケルンの日の出は8:33、日の入りは16:28で、昼間の長さは約8時間である。ちなみに、今日の東京の日の出の時刻は6:47で、日没は16:31だから、ケルンの日の出の時刻は、東京よりも2時間弱近く遅いが、日没の時刻はほとんどかわらないことがわかる。昼間の長さは10時間弱だ。

東京の北緯は35度、ケルンは50度で、その差は15度ある。ほぼその中間の北緯43度に位置する札幌の日の出の時刻を調べたら、7:03で、日没は16:03だった。冬至の昼間の長さはちょうど9時間である。ということで、ケルン、札幌、東京の日の長さは、それぞれ、8時間、9時間、10時間弱ということがわかった。

この長さは、非常に大雑把に言えば、夏至の「夜の時間」と同じである。つまり、夏至におけるケルンの昼間の長さは約16時間で、札幌は約15時間、東京は14時間強ということになる。緯度がそれぞれ7−8度違うので、当たり前の話なのだが、ともかく、今日からまた昼間の時間が徐々に長くなるということだ。

ドイツに来た頃は、雲に覆われた冬独特の天気が毎日続くことと、日の短さに滅入ることがあったけれど、いまはもうどうでもよくなった(笑)。冬の天気はこんなもんだろうと思っているし、日の出の遅さもどうすることもできないから受け入れるしかない。精神的な許容範囲が広がったのか、あるいは忍耐強くなったのか自分でも良くわからない。単に慣れてしまったということにしておこう。

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