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還流独歩

新春窓拭き 2010.01.02

朝から天気が良いので窓拭きをした。昨年から、ずっと窓を拭きたいと思いつつ、思い腰が上がらなかったのだが、新年を迎えたことだし、汚れも目立ってきたので、太陽の光を浴びながら窓掃除をすることにした。曇りの日だと汚れがよく見えないので、今日は掃除には打ってつけの日である。

窓拭きが億劫な理由の一つは、力を込めて拭いても必ず拭き残しが出てしまうからだ。窓拭き用具があれば、きっと奇麗になると思うのだが、わざわざ買うほどのことでもないかと思い、いつも布切れで拭いている。でもやっぱり繊維系のものは窓拭きには不向きなようで、拭けば多少は奇麗にはなるのだが、汚れを完全に落とすことは難しいようだ。

今日もいつものように、少し湿らせた布切れで軽く拭いて、そのあと乾拭きしてみたが、ガラスの表面についた汚れは簡単には落ちてはくれない。どうもこの方法では奇麗にならないようなので、水をたくさん含ませた布切れでガラス面を一旦水浸しにして、そのあと少し湿った布切れで水を拭き取り、最後に乾拭きするという三段戦法に切換えた。

それにしても外は寒い。バルコニーの下の雨樋に溜まった水が凍っているから気温は氷点下なのだろう。水拭き用の布切れも手もすぐに冷たくなってしまう。窓拭き用の洗剤があれば、もう少し楽なのかと思うが、安いとはいえ買う気にもならない。試しにお風呂のカルキ落としを吹き付けてみたが、薄い泡が微妙に拭き残しとなって残るので素直に水で拭くことにした。

窓といってもそれほど大きくはないが、南面は畳よりも一回り小さい窓が4枚あるので両面を拭くのにはそれなりに時間がかかる。しかも台所と浴室もあるので腕も結構疲れる。窓拭きというのは意外と重労働だが、肝心の水拭き方式は思ったよりも奇麗になることがわかった。それでも拭き残しがあるので、裏側から何度も見直しては、外側に回って拭き取る作業をした。

南側はとても奇麗になったので、浴室と台所の窓拭きに移る。こういった作業は一旦始めると長くなってしまうことが多い。窓拭きだけのつもりが、外側の水切りのあたりも拭き始め、窓枠の下の埃が溜まっているところにも手をつけてしまった。布切れが一気に汚くなる。何度も奇麗に洗い直して使うのだが、今度は洗面台が汚れてしまった(笑)。

年末の大掃除もせず新年を迎えてしまったので、気休めもかねて窓掃除をしたのだが、気になっていた鳥の糞も取れたし、全部が奇麗になって良かった。ガラスが奇麗だと何となく明るくなった気がする。もちろん気分も(笑)。窓拭きを終えると、輝いていた太陽は雲の向こうに隠れてしまった。

追伸:何気に「窓拭き」で検索したら、ガラスを奇麗にするには新聞紙が最適と出ている。もっと早く教えて欲しかった・・・(苦笑)。

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