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還流独歩

3000km走破 2010.01.15

最後の打合せは、あるコンサルタント会社の方がホテルまで来てくれるというので、朝は移動せずに済んだ。いくつかの企業に勤めいたというその男性は、視察の方々の専門分野全体に精通しており、わからないことはないという感じだった。業界の裏事情まで知っている感じで、訊いたこと、ほぼすべてに答えてくれた。

車を停めてある駐車場が、昼間は駐車券が1時間分しか発券されないので、一旦中座して、新しい駐車券を買って車に入れに行ったりしたが、熱い議論は8時半から11時まで続いた。ホテルのチェックアウトが12時だからちょうど良かった。荷物をまとめて車に乗り、お決まりのごとく、レパーバーンとエルベ川沿いの再開発地区に行く。

雪の影響もあるかと思い、ハンブルク発フランクフルト行きの飛行機を一便早めたので、そのまま空港へ向かう。途中で給油し、隣りのスーパーでお土産を購入する。無事空港に着き、レンタカーを返却し、清算も終えて、搭乗手続きを済ます。何とも言えない安堵感が広がる。最後は記念のビールで乾杯をさせて頂いた。

フランクフルト行きの搭乗口で視察の方を見送り、私はケルン行きの便の搭乗口へ向かう。PCを開いて作業を始めるが強烈な眠気が襲って来て、少しの間、荷物にもたれかかって寝てしまった。飛行機は定刻に飛び、また寝ている間にケルンに着いた。ケルン中央駅まで出てバスに乗り換えて、無事、戻って来た。

視察の方は、まだフランクフルトを飛び立っていないようなので、私が先にケルンに着いたことと、お礼のメールを携帯に入れる。少しして返事が返って来たのを見たら、視察を無事終えられた安堵感で、また気持ちが一杯になった。貴重な機会を頂けたことに感謝したい。

追伸:レンタカー会社からの明細書によると、正確な移動距離は2880kmでした。多少の誇張がありますが、どうぞお許し下さい(笑)。

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