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還流独歩

高温湯たんぽ 2010.03.05

今年の冬は寒い日が多い。冬らしくて良いという向きもあるかもしれないが、寝るときに寒いのは辛い。そこで活躍するのが湯たんぽだ。数年前から、再び脚光を浴びているようで、実は私も使っている。普段からデザイン性の良いものを使いたいと言っているから、湯たんぽにもこだわっていると思われそうだが、私の湯たんぽは、某炭酸水メーカーのガラス瓶である。

湯たんぽといっても、要は暖かいお湯を入れられるものであれば基本的には何にも問題ないわけで、わざわざ湯たんぽというものを買う必要はないと私は考えた。その炭酸水の瓶は、ガラスが厚く、表面にラミネートのようなものが巻いてあるので、熱湯に近いお湯を入れても割れたりしないから安全だ。

もっとも、高温のお湯を入れると低温火傷をする場合があるので気をつけなければいけないが、私はタオルも何も巻かずに使っている。むしろ触れないくらいの熱いお湯を入れることが多い。その理由は、瓶から発せられる放熱量が意外と大きいので、ガラス瓶湯たんぽに直接触れなくても身体を適度に温めてくれるからだ。熱放射というのは素晴らしい。

2月20日に、薪ストーブの威力について書いた。小さくても高温源のガラス瓶湯たんぽは、もしかしたら薪ストーブと同じ効果を持っているのかもしれない。低温で面積が少し大きい普通の湯たんぽと、熱いお湯を入れたガラス瓶の差など大したことはないのかもしれないけれど、今年は寒い日が多いので、布団の中の温熱環境を快適にすることも大切だと思うのである。

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