ちゃんことワインの夕べ 2010.03.24
某設計事務所の方と、某建材メーカーの方から夕食のお誘いを受けた。本当に有難いことである。場所は都内にある、ちゃんこ料理を出すお店である。なぜここになったのかという理由はわからないけれど、お呼び頂いたので難しいことは考えず行くだけだ。今日は冬のような寒さで、冷たい雨が降っている。
おつまみを適当に頂きながら白ワインを頂く。日本の方がカリフォルニアでつくっているという2002年もののワインである。飲んでみると、美味しいものの、かなり微妙な味がする。白ワインにしてはかなり古いので、本来の味からかなり変化しつつも、まだ何とか美味しく飲めるという感じだった。そのあとちゃんこ鍋を注文し、一通り食事を頂いたあと、赤ワインの話になった。
ちゃんこ料理店なので、ワインを飲む客は少ないらしく、お店の女性もワインについてはまったくわからないらしい。多少酔った勢いで、某設計事務所の方が赤ワインも見せて欲しいと頼んだ。そして「じゃあ、サービスで一杯ずつ飲ませてもらいましょうか」と冗談を言ったら、女将さんらしき女性が快諾してくれたので、こちらの方が逆に驚いてしまった。
大きめのグラスに注ぐと、瓶の中のワインは半分以下になった。「これ、もう飲む人いないだろうから、全部頂きましょう」とまた勢いで言うと、「では一本差し上げます」という驚きの回答をまた頂いてしまった。本当は会計に含めてあるのではないですか、と少し意地悪そうに訊くと、赤ワインの分を含めていない伝票をわざわざ持って来て見せてくれた。
ますます気が大きくなった私たちは、頂いた赤ワインを飲み干して、とても良い気分でお店をあとにした。今日は、ちゃんことワインという微妙な組合せになったけれど、楽しい時間を頂けたことに感謝したい。もちろん、お店の方にも。