ハッピーラッキー嫌悪感 2010.05.20
日本語の中で日常使われている言葉の中で、私が嫌いなことばの代表例が、ハッピーとラッキーである。非常に恐縮だが、そもそも私は英語が嫌いなのだと思う。ドイツに来た理由の一つも、英語圏は避けようと思ったからだ。そのせいか、日本語の中に溢れる軽い英語が、いちいち気に障るようになった。
最近は、急カーブとか、急ブレーキとかも気になるのである。確かにそれらはもともと日本語にはなかったのかもしれない。でも急発進という言葉は日本語だけなのに、急スタートとか、急アクセルとは言わない。急ブレーキも急制動とか急制御とか言っても良いはずだ。でも、急カーブの日本語は思いつかない/汗。
それから、ドイツ語が英語よりも優れているとは思わない。でも英語はドイツ語よりもやはり軽く感じる。軽くて何が悪いと言われると返答に窮すが、一般的に言ってドイツ語の表現も響きも重いのだと思う。だからこそ、ハッピーとラッキーが、極めて軽く聞こえるのは私の気のせいでしょうか。
自分の気持ちを表す中で、適当な表現が見つからないときは、私もハッピーやラッキーなどを使うことがあるかもしれないが、でも出来る限り日本語で表現したいと思う。ハッピーについては、単純に「幸せを感じる」という日本語があてはまるし、ラッキーは「ついている」、あるいは「運が良い」という表現が相応しい。
でも、もうハッピーもラッキーも日本語になってしまっているので、わざわざここで触れることもないかと思いつつ、書き留めてしまいました。あと、ローマ字表記も気になるので、これについては、別の機会に書きたいと思います。