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還流独歩

水温も32℃ 2010.07.29

猛暑の影響なのか、いつも泳ぎに行くプールの水温が高い。通常は30℃だが、最近は32℃もある。プールの設備には詳しくはないが、通常は水を循環させるのと同時に、給水口で温度制御を行っているはずだから、水温に多少の温度差が生じたとしても、概ね30℃前後に保たれるはずだ。ただ、この猛暑のせいで、室内プールの室温も高く、しかも涼しさと求めて多くの人がやって来るから、たとえ給水し続けても、水温は次第に高くなってしまうのかもしれない。

それはともかく、水温が32℃というのは、長距離を泳ぐ私にとって、とても辛い。気温が高いときの運動は、身体からの放熱が抑えられるため、例えばマラソンのような長距離走などは記録が伸びない傾向がある。プールの水はそれでも若干は冷たいものの、32℃だともはや温(ぬる)いという感覚だ。ウォーキングの人なら問題ないかもしれないが、最低でも30分は泳ぐ私にとっては高過ぎる温度である。

以前から捨てることの大切さについて書いているが、水温が高い中で泳ぐと、身体からの熱が逃げて行かない感じがするし、いつもよりも呼吸がうまくできず、泳ぎの速度も確実に落ちてしまう。熱を捨てるということが、いかに大切かを泳ぎながら実感する。それにしても、事務所では約30℃の空間に囲まれ、泳ぎに行っても32℃の水温というのは、実に変な組合わせだと思う。猛暑はまだ続くようだから、しばらくはこの環境で過ごすしかないだろう。

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