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還流独歩

熱中健忘症 2010.08.05

暑い日が続いているので、熱中症に注意するようにとの呼びかけが多くなっている。自覚症状もなく、冷房の効いた部屋でも具合が悪くなる人がいるというから、本当に気をつけなければならないと思う。幸いにも、私はまだ熱中症にかかってはいないが、ここ数日から「熱中健忘症」になってしまったようだ。実際にはそんな病気はないようだが、身の回りからものがなくなったり、忘れ物が顕著になってきた。

いま手にしていたはずのものが忽然と消えたかと思うと、それとは何の関係もない棚の上に置かれていたり、目には見えているのに、そこに意識が向かなかったりする。昨日は昼食に買ってきた鉄火丼を食べているときに、端についていたわさびの固まりを食べてむせてしまった。他にも、充電をし終わったノートPCを鞄に入れたつもりが、充電が完了したことだけ気がついて、そのまま机に置いたまま出かけてしまったりもした。

健忘症というより注意力が散漫になっているのだろう。朝、泳ぎに行ったときも、洗面台にブラシを置き忘れてきたようだ。安物だから、また買えば良いとはいえ、まさに典型的な例である。お世話になっている方にお土産を持って行こうと、外出の直前までは覚えていたのに、地下鉄に乗ってから忘れたことを思い出す。他にも、電車の中で原稿を書いているうちに降り過ごしてしまい、一つ先の駅で引き返したりもしている。

幸い、何か大事に至るようなことにはなっていないが、大金を落としたり、事故に合わないように気をつけたいと思う。そして、暑さが落ち着けば、この症状も治まるとことを願いつつも、じつは暑さとは関係なかったりするのかもしれない。いずれにしろ、熱中症と注意力散漫による事故には、皆さんも十分に気をつけて下さい。

加筆訂正:2010年8月7日(土)

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