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ある流れから某幼稚園の運動会に行くことになってしまった。朝5時半に実家を車で出発する。室蘭まで一般道で行くと2時間くらいである。天気は快晴。気温も24℃くらいまで上がるというから、少し汗ばむ陽気になりそうだ。

それにしても、観客の立場になって半日も外に座っているというのは、多分初めてではないだろうか。朝9時から14時半まで、お昼ごはんを挟んで18種目もある。私は始まって3つ目くらいで、先の長さに少し気が遠くなった。

改めて思うのは、5歳くらいの子供の能力というのは単純にすごいと思う。生まれてたった5年である。ことばを聞いて理解し、そして話して行動する。人間の子供だからあたりまえなのだが、演技を見ていて素直にそう感じる。

午後、子供の両親が参加する種目に私が出ることになった。男性と女性がトラックの反対側からスタートし、途中で拾った絵と同じ人同士が組んで、二人三脚をしながら、ほうきを中心に三回転し、一緒に前転してゴールする。

6組中、私は3位だった。参加賞はスポンジ。実に他愛もないことだったが、ほとんど何もできなかった今年の夏の良き想い出として記憶の中に留めておこう。運動会は予定よりも少し遅れて無事終了した。

そのあと伊達に移動し、某工務店さんと打合せを行う。運動会に参加したあとでは、気持ちを入れ替えるのは簡単ではなかったが、それほど難しい話をするわけではない。途中から建築主も加わって、一通りの作業が無事終了した。

今夜は室蘭泊である。宿泊先の上階にある浴場へ行くと、温泉に来たような気分を味わうことができた。長いようで短かった一日が終わった。