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還流独歩

的確な助言で少し上達 2010.09.17

水泳教室の先生から、私のクロールの泳ぎ方について指導を頂いた。良く言えば個性的であり、悪く言えばとても癖のある泳ぎであることは自分でもわかっていたのだが、どこをどう直せば良いのかは自分ではわからないものである。

その助言はそれほど難しくはなかった。簡単に言うと、前に出す腕は無理に伸ばす必要はなく、力を入れずに軽く入水させて、それから一気に前に伸ばすことが大切だという。それと同時に反対側の腕を身体の後ろに流せば良いらしい。

私のは最初から腕を伸ばし切ってしまっているので、腕の回転だけに頼った泳ぎになっているそうだ。つまり、水中での身体の伸びがないので、逆に「伸びしろ」を残しておき、それを利用すれば身体全体を使った泳ぎができるという。

そこで言われた通りに泳いでみた。半信半疑な気持ちのまま、まずは腕に力を入れず楽に入水させて、そこから腕と身体を伸ばすことだけを考えた。わずかそれだけのことなのに、実は大きな変化があった。

いままでに比べると自分の泳ぎが明らかに早くなったのである。にもかかわらず、あまり疲れない。これまでは50mを泳ぐのに1分6秒から1分8秒くらいかかっていたのだが、教えて頂いた泳ぎだと、4、5秒ほど短縮できるようなのだ。

あいまいな表現なのは、泳ぎなら秒針を確認しているので、時計がはっきりとは見えないからだ。とはいえ、これまで500mに11分ほどかかっていたのに、この泳ぎだと10分強で泳げてしまった。わずかの短縮だが、正直驚いた。

その助言に従って泳ぐと、身体が楽に動くので、今日は調子に乗って1650mを泳いだ。時間は約34分だった。距離と時間のどちらにも間違いがないとすると、50mが約62秒ということになる。これは本当に大きな進歩だ。

泳ぐ速度については、もう何年も停滞が続いていたけれど、これで500mを10分、欲を言って1500mを30分で泳ぐという目標を達成できる可能性が出てきた。それにしても水泳というのは、実に面白いと改めて実感したのである。

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