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還流独歩

ビールを飲むなら瓶が最高 その2 2010.09.20

その1からの続きです。

ドイツの話で恐縮だが、ビールの国には缶ビールというものがほとんどない。絶対に売っていないかというと、そんなことはなく、普通の食料品店でも見かけるが、置いてあるのは圧倒的に瓶ビールだ。その一方で、格安のスーパーマーケットには、ペットボトルのビールが売られていたりして、私はこちらの方がまるで理解できない。

それはさておき、結局、私はドイツに感化されてしまっただけなのかもしれないが、飲むときだって、缶ビールの蓋を指で空けるよりも、栓抜きで瓶の栓を一気に抜く方が遥かに気持ちが良い。段々と話の本筋がずれてきたが、私の中での瓶ビールの優位性は揺るがない。ただ、日本の633ミリリットル瓶は、もう少し小さくならないのかといつも思う。

ちなみに、ドイツの国内線のうち、ルフトハンザの場合、機内で出すビールは瓶である。瓶しかないからやむを得ないだけの話だと思うけれど、そう言えば、まだ機内で瓶ビールを飲んだことがないことに気づいた。機会があったら、そのうち試してみよう。機内で飲む瓶ビール。私の憧れ。

たかがビール、されどビール。飲むなら缶より瓶。死ぬまでそれで行こう。私はもう半分くらい、ドイツ人化してしまっているのかもしれない。もっとも、缶ビールしかないのなら、それでも喜んで飲む。瓶ビールがこの世からなくなって、缶ビールしかないのなら、それも許そう。何の問題ない。

ただ、最後に想像して欲しいことがある。粋なバーで飲むビールが、缶ということは絶対にないはずだ。自宅はバーではないし、バーのような格好良さもないけれど、缶より瓶の方が遥かに見栄えが良いのは何故なのだろう。誰かその理由を教えて下さい。

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