理念 建築 略歴 連絡
文章 視察 還流独歩 大福企画
還流独歩

ご飯のお供 その1 2010.10.07

昨日、煮干の話題になったので、その流れです。

ドイツで生活しているときには、普段、どのようなものを食べているのですか、と訊かれることがある。もちろんその話をすることに抵抗はないし、むしろ喜んで答えているのだが、この場で私の食生活を紹介するのは恥ずかしいし、それを無理に知りたいと思う人は少ないと思うので、内容を限定してお伝えしたい。

基本的には、ご飯とパスタ類が8割くらいだろうか。ドイツでの生活が中心だった頃は、黒パンを買ってきて、チーズやハムなどを乗せて食べていたこともある。上から手で押さえても潰れないくらい密度の濃い黒パンは、食べるのはなかなか手強いが、それでも慣れて来ると結構美味しいものである。しかも少量でお腹が一杯になる。

そうはいっても、やはりご飯が食べたくなる。お米は日本米に近い楕円状のもので、500グラムで50円くらいだから破格の安さである。味は日本のお米の足下にも及ばないが、それでも十分である。ご飯は普通の鍋で炊いている。ただ、ご飯は簡単に炊けても、問題はおかずに何を用意するかである。

手間をかければ、私もある程度のおかずくらいはつくれると思うが、その気にはならない。むしろご飯のお供にできる何かが欲しい。でもドイツには売っていない。日本人が多く生活するデュッセルドルフに行けば、何でも揃っているらしいが、40kmも離れたところまで、わざわざ買いに行く気など起きないし、したこともない。

« »