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還流独歩

雪で発汗移動 その1 2010.12.22

ドイツ時間の月曜のことである。その日はドイツを発つ移動日で、朝から実に忙しかった。というのは自業自得で、前日までに済ませておけば良いことを先延ばしにしてしまったのと、昼前にドイツ鉄道のウェブを確認したら、電車に大幅な遅れが生じているというので、いつもよりも早く出発しなくてはいけなくなったからだ。

正直に書くと、今日は特に、お土産の購入と礼状の送付が重荷だった。昨日は日曜だったので、スーパーも郵便局も開いてなかったから、出発日にずれ込んでしまったのだ。土曜に済ませれば良かったのだが、お土産については、前もって買っておくということがなぜができないのである。

14時半過ぎに出発。バスは降雪ため、通常のバス路線を変更するというので、いつも乗る停留場から、さらに300mほど歩かなくてはいけなくなった。この程度の雪で迂回運転をしなければならないというのだから、ドイツはまったくもって雪国とはいえないだろう。日本の積雪地帯を少しは見習ってもらいたいくらいだ。

雪道でスーツケースを引くのは実に辛い。移動のときはいつも汗をかくので薄着にしたが、それでも汗がにじんで来る。10分待って来た市電は予想通り満員で、荷物と一緒に乗ることもまったくできない。さらに荷物を引きずって150m先のタクシー乗り場に行く。でも1台もいない。5分程したらやっと来た。

駅への道も雪が結構積もっていて、いつものようには走れないが、15時半少し前に中央駅に着いた。でも、遅れなしの表示が出ている新幹線は一向にやって来ない。しばらく待っていると、その次の新幹線が先に着いた。混んでいるかと思ったら意外と空いていて難なく座れたが、いつまでたっても発車しない。じれったい時間が過ぎて行く。

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