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雪で発汗移動 その2 2010.12.23

結局、フランクフルトには1時間遅れで着いた。搭乗手続きのカウンターが開いておらず、人が並んでいるので、仕方なく先に空港内の郵便局に行く。ここも渋滞。引越用の大きな段ボール箱をカートに6つも積んで並んでいる男性もいる。郵便局の人が気を利かせて、先に受け付けてくれた。それもで15分は待ったと思う。

飛行機は1時間遅れで出発した。主翼の上に積もった雪の除去作業に時間がかかったのと、離発着が過密のため、離陸許可が出るのに時間を要したからである。機長の説明に誰も文句を言う人はいない。遅れても出発できるのだから有難いことである。

隣りの席は東京経由でホノルルに向かうというドイツの若者が4名程、旅の始まりを祝ってはしゃいでいる。聞くところによると、ヒースロー空港が雪の影響で閉鎖されたため、出発が2日も延期になり、しかも航空会社が調整によって、シカゴ経由の西回りの予定が東京経由の東回りで行くことになったという。東京まで11時間、そこから6時間の長旅だ。

結局、1時間の遅れを取り戻すことなく、飛行機は17時に成田空港に着いた。千歳行きは19時発である。前回は16時着だったから、待ち時間にもかなりの余裕があったが、入国を済ませ、荷物を受取り、国内線への搭乗手続きをしているうちに、時間はほどなく過ぎて行く。それにしても空港内は冬でも暑い。ここでも発汗。

千歳行きの便には搭乗口からバスに乗る。前回は、海外からと思われる人が大半で満席に近かったが、年末ということもあってか、中国系の人が何組かいるものの、機内は空席ばかりが目立った。通路側を予約したが、隣りが2席とも空いていたので窓側に移動した。真っ暗な海を越え、苫小牧の灯りが見えて来ると、まもなく着陸である。

ほぼ定刻通りに千歳着。いつものこととはいえ、軽い疲労の残る長旅を無事に終えることができた。

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