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還流独歩

真っ白北海道 2010.12.24

日付がずれて恐縮だが、22日(水)と23日(木)は立て続けに室蘭に出かけた。22日(水)は天気もそれほど崩れることはなかったが、夜から雪が降り始め、23日(木)の朝は雪かきが必要なほど積もった。しかも湿っぽい雪で、かなり重い。このまま気温が下がると氷の塊のようになってしまうので、出かける前に雪かきを済ませた。何年も前になるが、車道の脇に融雪溝ができたお陰で、道路と歩道の間に大きな雪山ができることもなくなった。有難いことである。

室蘭への道は予想以上に雪が積もっていた。除雪も行き届いてないらしく、湿った雪が圧雪状態になっており、路面は変な轍がいくつもできていて、車が振られる感じがする危険な状態だ。周囲も真っ白である。年末も押し迫ってから、本格的な冬の到来となった。こんな状況では、かなり時間がかかるかと思ったが、苫小牧へ入る手前くらいから雪はほとんどなくなった。このあたりは雪が少ないとはいえ、雪の降り方は地域によって大きく違うことを実感する。

室蘭の現場に立寄ってから、伊達に向かう。いつもお世話になっている工務店さんが、昨年に引き続き、第二回目の餅つき大会を開催するというので、参加することにしたのである。場所は昨年建てられたモデルハウスだ。天候もそれほど良くないし、年末の祝日ということもあって、参加者はそれほどでもないかと思ったが、意外にも、かなりの人が集まっていた。餅つきは外の車庫の中でやっているのだが、モデルハウスは子供連れの家族で賑やかだった。

つきたてのお餅は本当に美味しい。そして私も久しぶりに餅つきを体験させてもらった。こういった催し物を通じて、家を建てた建築主だけでなく、これから家を建てようと思っている人たちとのつながりを深めようとする工務店さんの姿勢には頭が下がる思いである。2時間程、一緒に楽しませて頂いて、伊達をあとにする。帰りはいつものように、キノコの栽培で有名な大滝村経由である。美笛(びふえ)峠も雪がなく、無事、帰ることができた。今日、お世話になった皆さんに感謝である。

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