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還流独歩

千歳で一泳ぎ 2010.12.28

所用を済ませたあと、午後に千歳市民プールヘ泳ぎに行った。広域農道と呼ばれる一本道の一部は、日射を受けて雪が少し融けており、まるでスケートリンクのようだ。車全体が左右に少し振られたので、かなり焦ったが、その先に舗装が出ていたので問題なく切り抜けた。でも対向車も来るから、こういった路面では油断は禁物である。

千歳のプールに行くのは初めてである。利用料金は市民が600円で、市民以外は900円だから正直なところかなり高い。でも市民かどうか確認していなかったようにも見えた。受付近くの貼り紙には、入場者がまもなく100万人を迎えると書かれている。それはさておき、初めてのプールに来ると勝手がわからないので微妙に緊張してしまったりする。

着替えてからシャワーを浴び、タオルを持って中に入ると係員に呼び止められた。「タオルは入口のタオル掛けにお願いします」。どうやらプールには持ち込めないらしい。理由はわからない。でもプール内にタオルが置けるところは多いから、簡単な棚のようなものがあっても良いのではないかと私は思った。

泳ぎ始めて数分もしないうちに、今度は端に来たときに呼び止められた。「休憩時間です」。毎時50分から10分間は強制的にプールから上がらなくてはいけないのだ。いつも30分以上は泳ぐ私は、休憩時間がいつなのか確認してから泳ぎ始めるのだが、今日は失念してしまった。しかも5分ならわかるが、毎時間10分というのは長い。

出鼻をくじかれた私は、気を取り直して泳ぎ始めた。遅い人がいるので気を使って抜かさないように後ろについて泳いだりしたが、その人が遅すぎるので、前から人が来ないことを確認して追い抜くことにした。でも監視員に「追越しは禁止です」と注意されそうで、泳ぎながらも微妙に落ち着かない。でも何事も起きず、結局40分程泳いだ。

このプールには、競泳用の他に子供たちが楽しめる回遊式のプールもあるし、ウォータースラーダーも整備されている。係の人に「大人も滑って良いのですか」と念のため訊いた。階段の脇に、利用は小学生以上と書かれていた。滑り心地は予想外に良かったし、途中の左右に振れるところも面白かった。これはケルンのプールよりも楽しいかもしれない。

いろいろな決まりがあるのが少々気になったりもしたが、プール全体も奇麗だし、とても気持ちよく泳ぐことができた。千歳市民プールに感謝である。そしておそらく今日が今年の泳ぎ納めになるだろう。来年もほどなく泳いで乗り切りたいと思う。

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