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還流独歩

軟水装置再考 2011.01.09

再び銭湯の話です。お許し下さい。

例の改修した銭湯にまた行った。そして身体を洗っているときに気がついたことがある。それはここで何度か書いたように、石鹸を何度も洗い流しているにもかかわらず、どうしても妙な滑(ぬめ)り感が残っていたのに、いつの間にか、それがなくなっているのだ。気のせいかと思ったが、以前は手をこすり合わせると、まだ泡が残っているのではないかと感じるくらい手が滑べったのだが、今日はなぜだろう、水質が元に戻ったようである。

常連さんらしき人たちが何人か、身体を洗ったのに洗い流した感じがしないことを嘆いていたのを聞いたから、これは誰かが銭湯の人に伝えたのかもしれない。改修後、機器類の作動状況がすぐには安定しないこともあるから、軟水装置が予想以上に稼働していたことも考えられる。もしかしたら、いまも軟水が入っているのかもしれないが、気がつないないくらいだ。そんなことは銭湯の人に自分から訊けば良いのに、ここに書くだけで何もしない卑怯な私。

自分を本気でそこまで蔑(さげす)むつもりはないが、ともかく水の肌触り感が普通の状態に戻ったので、気になる点が一つ減って良かったと思うのであった。

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