建築見本市BAU その1 2011.01.20
今週の月曜からミュンヘンで開催されている建築見本市「BAU」の視察のため、ケルン・ボン空港を朝7時に発つ。昨日から移動の連続である。しかも日本時間の午前中に電話をしたり、メールを送ったりしなければならないため、日付が変わった頃には作業を開始した。
飛行機は何の問題なくミュンヘン空港に到着した。そこから見本市会場までは連絡バスが出ている。乗り場に行ってみたら、2階建ての立派な大型バスが止まっている。30分に1本しかないというので、満員状態で会場まで立たされることを覚悟していたのだが、乗り心地は最高である。良い意味で裏切られた。
私がバス停に行ったときは、まだ人が少なかったが、次第に増えて来て、出発のときにはほぼ満席になった。往復で12.5ユーロ/約1,500円弱というのは、かなり安いと思う。ただ渋滞に巻き込まれると、どうしても遅れてしまう。案の定、ミュンヘン市内に入ってから道が混んで来て、所要時間の45分を大幅に過ぎて会場に着いた。
今回はドイツの某企業から二日分の入場券を頂くことができたので、無料で視察が可能である。実に有難いことだ。しかもこの券を持っていると、ミュンヘン市交通局の範囲は無料で乗ることができる。駅には改札がないから、紙媒体の入場券が地下鉄の切符になるというのは極めて合理的で便利である。
建築見本市というと、どのようなものか知らない方もいると思うが、簡単に言えばたくさんの企業が出展する展示会のことである。であれば「建築展示会」と言い換えた方が良いのかもしれないが、見本市ということばが、長年、慣例的に用いられているのだろう。ただ、見本市ということばも実際とはそぐわない面もあるのは確かだ。
それはさておき、このBAUは規模が極めて大きい。展示ホールが17あり、総面積が17万平米ほどあるらしいので、一つのホールの大きさは1万平米程度と考えられるのではないだろうか。そこでgoogleの地図で会場の空撮を見てみたところ、おおよそ70m×150mであることがわかった。一日歩き回ると足が疲れる。