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昨日、引渡しが無事に終了したが、今日はロールスクリーンを設置するため、その作業に立ち会う。建築主が忙しく、その時間が取れないというので、やむを得ず、取付け作業を確認することになった。

すでに採寸は終えており、朝9時半には取付けに来てくれるというので、引渡しの住んだ家に9時過ぎに入る。夕べ、暖房を控えめに入れたままにしておいたが、それでも入ると暖かい。

取付ける本数は全部で11本である。通常の開口部とは異なるのと、高所への取付があるため、作業はお昼過ぎまでかかった。幅も結構あるので、中心の位置を決める指示を出したり、脚立や足場を押さえる程度のことは手伝った。

昼前には日が射して来たので、ロールスクリーンを下ろした状態の雰囲気を確かめる。色は薄茶色で、最初に見たときには、やや中途半端な色合いにも見えたが、設置した状態で見ると決して悪くはない。

外からの見栄えも確認したが、色は薄いものの、落ち着いた感じがする。何度か、中と外を行ったり来たりしながら写真を撮る。ロールスクリーンに日が当たると拡散光になって、日射が室内に均一に広がるのがわかる。

ほんの束の間だったが建築主も確認に来て、すべて良しということになった。これで本当に引渡しが終わったが、家の価値は実際に住んでみてから決まる。設計の真価が問われるのはこれからである。