設計事務所訪問 2011.03.31
夕方、友人が勤める設計事務所を訪問した。ケルン事務所には20数名しかいないが、ドイツ国内にいくつも拠点がある大きな事務所の一つで、大規模な物件を数多く手がけている。訪問の目的は、改修物件における断熱方法について調べるためだ。忙しい毎日にもかかわらず、わざわざ時間を割いてくれているので、すぐ本題に入る。
現在進めている改修事例の図面を使って、一通り説明を受けた。その合間に大きな視点での質問を挟みつつ、個人的な意見も訊くように心掛ける。質問が曖昧だと答えもぼやけてしまうことが多い。そうなると議論も噛み合なくなってしまうので、話が逸れて行かないようにしなければならない。
とはいうものの、今日は一対一の打合せのようなものだし、通訳をするわけではないから、短時間であっても、訊きたいことや回答の内容が手に取るようにすぐ理解できる。手元にある紙に単語だけを雑記するが、あとから見直しても、だいたいのことは思い出せそうである。そしてもらった図面をじっくり見直そう。
約1時間くらいだったが、いろいろなことが明快になり、充実した打合せができたように思う。その機会を与えてくれた友人に感謝である。