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夕方、建築のエネルギー消費にかかわる助言や解析などを行っている事務所訪問した。所長に会うのは初めてだが、私の旧来からの友人が、彼のことを大学時代から知っているということで、間接的に友人を介しての訪問となった。

打合せをお願いしたい旨の連絡は、2週間くらい前に私から行ったが、忙しいようで、4月に入ってからの訪問である。今日はもう一人、女性の建築家も同席してくれるということであった。彼らは互いに協動しているようだ。

事務所は市内から少し外れた工場が建ち並ぶ地区にある。特に難しい場所にあるわけではないので、すぐに見つかるだろうと思って行ったら、同じ番地に何十社も入居している。その事務所は入口から200mくらい奥の建物に入っていた。

簡単な自己紹介を済ませたあと訪問の目的を再度伝えて本題に入る。私が予想していた回答とは違う面も多く、また率直な意見を言ってくれる。話はときに拡散してしまうが、女性の建築家としての視点も大変に参考になった。

こういった事務所が設計に関わるというのは実に大切なことだと思う。日本でも、大きな物件では、あり得るけれども、エネルギー消費や断熱といった問題に対し適切な判断を下してくれる専門の事務所というのは少ないだろう。

こういった分野こそ、これから求められて行くのではないかと思う。